年収から所得税・住民税・社会保険料を概算し、財務省発表の国民負担率(2026年度見通し45.7%)と比較診断します。
財務省の発表によると、2026年度の国民負担率は45.7%となる見通しで、前年度(2025年度・46.1%見込み)から2年連続の低下となります。内訳は租税負担率28.0%(国税18.1%・地方税9.9%)、社会保障負担率17.6%です。ただし2013年度から13年連続で40%台という高水準が続いており、負担が軽くなったと実感しにくい状況が続いています。
国民負担率は「税・社会保険料の負担額 ÷ 国民所得」で計算される比率です。近年の賃上げや企業収益の増加によって分母(国民所得)が大きく伸びたため、負担額そのものは増えていても、比率としては低下して見えるという構造上のトリックがあります。加えて、所得税の課税最低限(基礎控除等)の段階的な引き上げも、統計上の負担率を押し下げる方向に働いています。
| 年度 | 国民負担率 |
|---|---|
| 2022年度 | 47.3% |
| 2024年度(実績) | 46.7% |
| 2025年度(実績見込み) | 46.1% |
| 2026年度(見通し) | 45.7% |
財務省は国民負担率に加えて、財政赤字(将来世代が負担することになる借金)を加えた「潜在的国民負担率」という指標も公表しています。今の税・社会保険料だけでなく「将来世代がいずれ負担する分」まで含めると、実質的な負担はさらに大きく見積もる必要があります。
本ツールは、給与所得控除・基礎控除を適用した概算の所得税(累進課税)、概算の住民税(10%+均等割)、給与所得者は健康保険・厚生年金・雇用保険の本人負担分(合計約15%)を用いて、簡易的にあなたの負担率を試算しています。実際の税額・保険料は扶養状況、各種控除、加入している健康保険組合の料率などによって変動します。正確な金額は源泉徴収票や税理士にご確認ください。
国民負担率とは、国民全体の所得(国民所得)に対して、税金と社会保険料が占める割合のことです。財務省の発表では2026年度は45.7%となる見通しで、2年連続の低下が見込まれています。
国民負担率は「税・社会保険料の負担額 ÷ 国民所得」で計算されるため、賃上げや企業収益の増加で分母(国民所得)が大きくなると、負担額自体が増えていても比率としては低下することがあります。実際の手取り実感とは必ずしも一致しない指標です。
OECD加盟国と比較すると、日本の国民負担率は際立って高いわけではなく中間的な水準とされています。ただし日本自身の過去の推移で見ると、13年連続で40%台という高水準が続いており、国内的には負担が重くなってきているという議論があります。
潜在的国民負担率とは、通常の国民負担率に、財政赤字(将来世代が負担することになる借金)を加えた指標です。今の税・社会保険料だけでなく「将来世代がいずれ負担する分」まで含めて見ると、実質的な負担はさらに大きくなります。